これまでの人生で今が一番楽しい。
これは私が20代後半になってから私が思うこと。
それまでどうだったかと考えると、これまでの自分の人生に後悔はない。
それは、私なりにいつも一生懸命だったし、これまでの経験があるから今の私がいると思えるから。
10代の頃はなぜか人の『生きづらさ』の原因や『生きる意味』についてずっと考えていた
(ずっとというはっきりした記憶は、小学4~5年生頃から。)
自分の本音や気持ちを表に出すことが苦手だった。私の発言や行動が周囲に迷惑がかかることや心配をかけること、嫌われないか相手が不快に思わないか怒らせたりしないかと相手の反応をいつも想像してしまっていた。
考えることに疲れると、生きるのってしんどいな、とかよく思っていた。振り返っても10代はその繰り返し。親や周りが知ると悲しいと思うだろうなと、当時そんな素振りも言葉も誰の前でも出すことはなく、ノートに書いたりして何かと戦っていた。
人が生きる意味や楽しいという感情はどうしたら出てくるのかと解決できる方法を探していた。
でも、今考えると、小学校中学校高校と籠の中でいきているとそう思って生きていたことが全然不思議ではない。「偶然、同じ年に生まれ、同じ地域にいる人達と同じ時を過ごす」、社会で生きていくための訓練とも思う。
グループができ、どこかに属さないと浮いてしまうことも小学生ながらに気づき、おもしろ半分かもしれないけど意地悪なことをする子がいたり、いじめがあったり、成長過程としては仕方ないことかもしれないし、みんなが通る道なのかもしれないと子供ながらに考えていた
今、そう思えるのも違う世界があることを知っているから。
自分の居心地のいい場所を選択できるから。
ただ、その狭い世界しか知らない人(特に子ども達)がそのことに気づくのは難しい。
私たちが子どものためにできることは?
「世界はそこだけではないと気づくきっかけ」を作ること。
コミュニティを増やすこと、選択肢を増やすこと、心が落ち着く居場所を作ることが救いとなる
と私は思う。
心理学や脳の発達の影響などたくさん調べているうちに
今回この場所を作ることになった。
対象年齢を「未就学児」をメインに考えているのは、
人間の脳は
3歳までに80%完成し、
6歳までに90%、
12歳までに100% 完成するといわれているから。
記憶や思考だけでなく、感情などの精神活動を司っている脳の発達上、少しでもこの年齢の子ども達にいい環境を作り、充実した人生を歩んでほしいから。
挑戦できる場所、笑顔があふれる場所、安心できる場所。
自分で自分を愛するためには、どんな自分も許し、信じ、認めること。
選んだ道がある分、選ばなかった道も必ずある。
置かれた場所で、どんな理由であれ自分で選択した場所で、
花を咲かせることができる、自分を納得させることができる
親にとっても子供にとっても、もちろん私自身にとってもそんな居場所が作れたらいいな。