35歳、開所から5年目

Diary

35歳の誕生日。

何も調べずに観た一本の映画のお話

『急に具合が悪くなる』

主人公のマリールーは介護施設長。

バーンアウトしていく姿が、

驚くほど自分と重なった。

私は20年近く、人の「生きる」と「苦しむ」に触れてきた。

人が生まれ、成長し、病気になり、老いて、亡くなる。

その一つひとつに触れながら、

私はいつも、

「人はどうすれば幸せに生きられるのだろう。」

と考えてきた。

映画の中で印象的だったのは、

「私たちは資本主義の外側には出られない。」

という現実。

福祉も医療も、本来は人を大切にする仕事。

だけど現実には、

経営、制度、人件費、売上、稼働率…。

理想だけでは続けられない。

人を大切にしたい気持ちと、

組織を守らなければならない責任。

その狭間で、多くの人が疲弊していく。

私自身も、その現実を繰り返し経験してきた。

それでも、この映画は絶望では終わらなかった。

心に残った言葉のひとつに

「不可能なことは、不可能です。

でも、可能になるまでは、です。」

希望を持ち続けることの意味を教えてもらえた気持ちになった

もうひとつ

映画の中で何度か出てきた言葉。

「これまで出会う準備をしていた。」

この一言が、ずっと心に残っている。

これまで、たくさんのことに向き合って辛い苦しいと戦っていた20年は、

誰かと出会うための準備期間だったのかもしれない。

苦しかった経験も、

迷った時間も、

バーンアウトしたことも、

人との別れも。

無駄だったものは一つもなく、

そのすべてが今の私をつくってくれていたと思えた

だから、この映画に35歳の誕生日に出会えたことも、

偶然ではなく、

「出会う準備ができたから」

なのかもしれない。とも思うほど

出てくる人物や環境、言葉たちがこれまでを思い出す絵でした。

結局、人を救うのは制度だけではない。

たった一人との出会い。

誰かが自分を理解してくれたという体験。

そんな何気ない言葉や温度。

愛や思いやり。

人とのつながり。

そういう小さな積み重ねが、

「世界はまだ美しい」

と思える心を育てていく。

私はこれからも、

人に寄り添うことを続けたい。

でも今度は、

自分の命も大切にしながら。

誰かを救う人生ではなく、

一緒に生きる人生を歩んでいきたい。

人生はタイミング。

だから私は、

いつその時が来ても大丈夫なように、

日々、自分を迎えに行く。

嬉しい日も、苦しい日も、

「あなたを受け入れるよ。」

と、自分に伝え続ける。

私も大切にする。

あなたのことも大切にする。

どちらかを犠牲にするのではなく、

お互いを尊重しながら寄り添える人生を歩んでいきたい。

その積み重ねが、

私にとっての幸せ。

「完璧を目指す人生」ではなく、

「自分を見捨てない人生」。

この数年で見つけた、

私が一番大切にしたい生き方。

来年も、10年後も、

「ちゃんと、この約束を守ってきたね。」

そう穏やかに微笑める自分でいたい。

はじめて休むことを選んだ日。

勇気もいったし、慣れないことをして

そわそわ晴れた気持ちにはなれなかったけど

これからのことを整理する大事な時間にできた。

これからまた私に出逢ってくれる人達との人生もわくわくする、そんな日になりました♡

久しぶりの文書に恥ずかしい気持ちですが、

素直な温かい気持ちを共有できると嬉しいです♡